【PS5/PS4】コントローラーのスティックが勝手に動く時の直し方

この記事は最終更新から2年以上が経過しており、内容が現状と一致しない可能性があります。あらかじめご了承ください。

PS5やPS4のゲームをプレイ中に、
アナログスティックを触っていないのに

  • キャラクターが勝手に動く
  • 視点が勝手に動いてしまう
  • 照準が意図せず勝手にズレていく

などといった不具合(ドリフトと呼ばれる現象)の対処法を書き留めておきます。

コントローラー裏側のリセットボタンを押す

各PlayStationのコントローラーには裏側リセットボタンと呼ばれるボタンがあります。

[PS5] DualSenseの場合

中央 下 ちょい右

[PS4] DUALSHOCK 4の場合

裏側 右上 ネジの付近

この小さな穴の奥にボタンがあるので、
コントローラの電源が入っている状態で、長く細い棒で穴の中のボタンを軽くカチッと感触があるので5秒以上押し込んで下さい。

するとPlayStation本体とコントローラーの接続が切れるので、

スティックをグルグル

接続が切れてコントローラーのLEDが光っていない状態で、
不具合の出ているアナログスティックを
時計回り、反時計回りに何度かグルグル回転させてください。

力を入れすぎず正確に調整するように回して下さい

接続して確認

次にコントローラー と PlayStation本体 を USBケーブル で繋いで
PSボタンを押して接続して下さい。

不具合が直っているかどうかを確認してみてください。

スティックのドリフト具合を確認する方法

ドリフトは主にスティックがニュートラル(何も触っていない中立)の状態で中心がズレてしまっていることが原因で起きています。

スティックのズレは以下のウェブサイトで確認することができます。

PC、もしくはAndroidスマホ無線(Bluetooth)、またはUSBケーブルでコントローラーを接続します。

するとウェブサイト上でコントローラーの状態を確認することができるようになるので、
コントローラーのスティックをニュートラル(何も触っていない中立の状態)にしてスティックのズレを確認します。

例として下記の画像の場合は右スティックが右斜め上にズレている事がわかります。

左右のスティックのズレを確認

この他にも、スティックを触った後にズレがでることもあるので、少しスティックを操作してからニュートラルにしてズレが出るかなども確認すると、どの様にスティックに不具合が出ているかが見てとれると思います。

それでも直らない場合

他のゲームソフトでも不具合が出ないか

不具合が出ているのとは違うゲームソフトでも同様の不具合が出るのかを確認してみてください。

他のゲームソフトでは不具合を確認できなかった場合には、もしかしたら、そのゲームソフト自体のエラーかもしれません。

その場合はそのゲームソフトの公式サイトの情報やツイッター等で不具合の情報を収集してみてください。
同じゲームソフトで同様の症状に悩まされている他の方が多く居た場合には、恐らくゲームソフトのエラーの可能性が高いです。

電波干渉を受けていないか

コントローラーが無線接続しているBluetooth規格は希に電波同士が干渉して、不具合を引き起こす場合があります。

その場合は、コントローラーをPlayStation本体とUSBケーブルで直接 接続して、不具合が出るかどうかを確認してみてください。

なお、直接接続するには設定を変更する必要があります。

「設定」→「周辺機器」→「コントローラー」→「通信方法」→「USBケーブルを使う」

もしUSBケーブルで直接接続した時において、不具合が出なかった場合は、電波干渉が原因の可能性があります。

近くの無線機器を遠ざけるなど対処してください。

電波干渉を引き起こす機器として挙げられるのは、Bluetoothを使用する他のデバイス(ワイヤレスキーボードやワイヤレスイヤホン等)や、Bluetoothと同じ2.4GHzの帯域を使うWi-Fi通信も干渉してコントローラーの不具合を引き起こすことがあります。

他には希ですが、使用中の電子レンジやUSB 3.0接続しているHDDやSSDなどのノイズが原因でコントローラーのBluetooth通信に干渉することもあるようです。

ホコリを被っていた場合は除去

特に長年使っていたコントローラーですと、多くのホコリやゴミなどがアナログスティックの隙間から内部に入り込み、そのホコリやゴミがセンサー類の邪魔をしている場合があります。

そういった場合は、柔らかい布などでスティック周りのホコリやゴミを除去し、エアダスター(細かい部分に入り込んだ異物などを空気で拭き飛ばす道具)などを使うのも一つの手です。

スティックを倒した状態で、内部に向けて隙間からぐるりと何周か色々な角度で細かくシュッシュッと噴射してください。

  • なおエアダスターを使う際は、必ずコントローラーの電源は切れた状態で、近くに火気が無い場所で換気をしながら行って下さい。

また、スティックの隙間から接点復活剤を使う方法が効果があるとされていますが、私はオススメしません。その理由については後述しています。

保証があるなら無理に分解するよりも修理へ

これでも直らない場合は、本格的な故障の可能性が高いので、PlayStation公式サポートへ修理に出すのが得策です。

購入から1年以内であれば無償修理の対象

保証期間内(通常は購入から1年以内)で、よっぽど自己責もなく明らかに異常な故障であれば無償で修理してくれる可能性が高いので修理を申し込んでみましょう。

修理工場の状況にもよりますが、送ってから大体1週間~2週間程度で修理されて返ってくる事が多いようです。

有償の場合の修理料金

なお、保証期間ではない場合や、保証期間が証明できない場合には有償修理となります。

修理料金は内容に関係なく一律でDUALSHOCK 4が4,950円DualSenseが5,759円となります。

保証書が無い場合

PS4やPS5コントローラーの保証書は、商品の外箱に印刷されています。

なお保証書がついている箱を捨ててしまった場合は保証書がなくても、1年以内の購入を証明できるもの(購入明細など)があれば、その旨をサポートセンター側に伝えることで保証修理を受け付けてくれる場合があります。

Amazonや楽天などのネットショップで購入した方は注文履歴の購入明細書を。

実店舗などで購入した方は、購入日、店名、商品名が記載されたレシートなど(レシートのコピーは×)や納品書など、購入をハッキリと証明できるものを。

購入明細やレシートも無い場合

購入明細もレシートも無い場合には、コントローラーを購入した際に”ポイントカードなどを使っていた場合において”のみになりますが、店舗に購入履歴が残っている場合があるので、お店に問い合わせるとポイントカードと紐付いた購入履歴を元に購入証明書を送ってくれる可能性があります(店舗により対応が異なります)。

また、過去に1度でも同じコントローラーを公式サポートで修理をした事がある方は、その時の修理明細も証明書として代用することもできます。

もし保証書が用意できない場合には、必ず予め保証書が無い事をサポートセンターに伝えてから修理依頼をしてください。

接点復活剤は直接当てること

分解をせずスティックの隙間から接点復活剤を噴射する方法が一部で紹介されているのを目にしますが、コントローラーの内部構造を見ると、スティックの隙間から噴射しても可動部分に復活剤は直接当たらない構造になっているので、恐らく効果はそれほど期待できません。

もしも可動部分に復活剤が届いたとしても噴射した際に霧状に飛び散った微細な液剤や垂れた液剤が少し付着する程度だと思うので、やはり効果は薄いと思われます。

また、本来噴射するべきではない関係の無い基板部分にまで液剤が付着してしまい、そこにホコリやゴミが吸着しやすくなってしまうので、それが原因となって さらなる不具合や故障が発生する恐れもあります。

なお、接点復活剤には成分として石油系溶剤が入っているものが多いので、場合によってはスティックの隙間から噴射することにより、液剤がかかった周辺のプラスチックやゴムを劣化させてしまうデメリットもあります。

復活剤を使う際には、分解をして可動部分にピンポイントで当てることが大事だと思いますので、できれば分解して直接噴射してください(前述した分解の際のリスクは考慮してください)。

隙間から接点復活剤を使いたいのであれば…

もしも僅かな希望で隙間からの噴射を試みる場合には、先に内部に溜まったホコリやゴミを除去する目的でも、まずエアダスターを行ってから復活剤を噴射することをオススメします。

自信があるなら分解をして自己修理

機械の分解に自身がある方はコントローラーを分解して、メンテナンスをするのも一つの方法です。

当然分解をすると保証が受けられなくなるリスクがあるので、保証が無いor保証が失効しても良い&自己責任で分解する自信がある方には一つの手段となります。

どちらも数千円で解決できる方法です。

スティックのズレを調整する基板を取り付ける方法

ドリフトの原因となるスティックのズレを、キャリブレーション(較正)して的確にズレを直す方法を別の記事で紹介しています。

スティックのモジュールを交換する方法

そもそも不具合の原因になっているアナログスティック部分のモジュールだけを買って自分で分解、交換修理してしまう方法もあります。

社外品となりますが、保証が無かったり、事情により公式の修理が行えない場合などの場合に。

修理部品

かくいう私も保証切れで公式の修理ができない事情があったので、1台だけですがこちらの商品でDualSenceを自分で修理をし、今の所は問題無く動いています

ただ私の場合ですが、購入したセットの中の4個中1つだけ常に↑入力がされ続ける不良品が紛れておりました。
商品レビューにも同じ様な不良品を掴んでしまった方がチラホラいらっしゃるので、不良品が含まれる場合もあることを覚悟しておく必要があります。

もしも購入される方は、取り付ける前にテスターなどで事前に動作チェックをしておいた方が良いかもしれません。

自分で修理なんて面倒だと思った方へ

ここまでの方法を見て、なんだか面倒くさいなぁ…と思った方は普通に新しいコントローラーを購入するのをオススメします。

色々と消耗したコントローラーから新機一転、バッテリーの持ちなども改善できるかも知れません。

【PS5】DualSense ワイヤレスコントローラー

【PS4】DUALSHOCK 4 ワイヤレスコントローラー

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