最近のスマホでは当たり前となっているワイヤレス充電「Qi(チー)」。
iPhoneでも「MagSafe」としてお馴染みです。
ケーブルを繋がずにサッと置くだけでスマホを充電できるので、手軽に充電でき、充電端子の摩耗も防ぐことが出来るなどのメリットがあります。
今回はこんなテーブルに置かれたQi充電器を
この様な形で、
何も無い様なテーブルの上で充電できるように、テーブル裏に充電器を設置してテーブルの上をスッキリさせることができる特殊な充電器をレビューします。
今回使用した製品
今回はSANASという所が販売しているINVISIBLE WIRELESS CHARGERを使用します。
机の裏に設置できるワイヤレス充電器は他にもCIOの出しているdeskHackが有名ですが、
コチラはファンが内蔵されているのか、モータ音や異音がする、充電範囲が狭いなどのレビューがチラホラ見えたので今回はINVISIBLE WIRELESS CHARGERを選択。
スペック
充電速度は最大10W。
対応する机の厚みは10~40cm(iPhoneの場合は35mm)まで。
ケースの厚みも考慮しておいたほうがいいです。
スマホのケースは金属やマグネット、カードホルダー、キックスタンドなどが付いていないケースである必要があります。
化粧箱
買って届く前までは、どこぞの海外メーカーが作った製品かなー?と思っていましたが、意外にも届いたら箱の文字も説明書も日本語でした。日本のメーカーだったのですね。失礼しました。
開封
開けたらいきなり本体。
内容物
内容物は以下の通り
- 充電器本体
- マウンター
- 電源コード
- 電源アダプター
- 充電ステッカー
- 充電位置確認シート
- 取扱説明書
付属の電源アダプターはQuick Charge 3.0対応でした。
一応付属以外のアダプターでも動作しますが、Quick Charge 3.0への対応が必要みたいです。
付属の充電ケーブルはType C to A。
長さは1.5mでした。
外観
本体表面はラバーコーティングされていました。
裏側。
マウンターはプラスチック製です。
左右の両面テープで固定できます。
マウンター裏側、4点にネジ穴があるのでネジで頑丈に固定することもできます。
充電ステッカー。
本体の左右には充電確認用のLEDが配置されています。
緑色は通電中、赤色は充電中、赤色の点滅は充電位置がズレて正しく充電できていない状態をあわらしています。
取り付け方
取扱説明書に丁寧に取り付け方が書かれています。
まずテーブル裏の大体の位置を予め想定しておきます。
マウンターの両面テープはかなり粘着性の高いもので、ちょっとやそっとじゃ剥がれない強力なものでした。
マウンターを付ける
マウンターは一片からスライドして本体を挿入できるようになっているので、まずはテーブル裏にマウンターを取り付けてから、本体を設置します。
本体は六角形で、マウンタの形状的に↑の写真で見ると10時、12時、2時、6時方向の4箇所からケーブルが出せます。8時と4時方向はマウンタの形状的にケーブルが取り出せないので、マウンタを貼り付ける際にはその辺も配慮して取り付ける必要があります。
充電位置を確認する
続いて、テーブル上の充電位置を確認します。
確認するためには「アライメントシート」と呼ばれるLEDが取り付けられたシートを使います。
これで正確な充電位置を確認します。↑の画像では左下のLEDが点いていて、右上は点いていないので、充電位置は左下の方にある事が分かります。
シートをズラしながら、全方位のLEDが点灯する場所を探します。
充電位置にステッカーを貼る
次にシートの両面テープをテーブルに貼り付けて固定、シートの内側を取り除き、そこに合わせるように充電ステッカーを貼ります。
これで設置は完了です。
きちんと充電されているのが分かります。
ちなみに、↓の様に充電シールは貼らなくても充電できましたが、注意事項には「充電ステッカーは充電のために必要です。必ずご使用ください」と書かれていたので貼っておいた方が無難です。
後述しますが、この充電ステッカーは充電位置を確認する為のものではなく、きちんと充電される為には必要なものなので、貼っておきましょう。
今回設置したテーブルの厚さは30mmです。
テーブルの厚みはどれぐらいまで対応できるか
スペック上では40mmの厚みまで対応していると書かれてありました。(iPhoneは35mmまで)
大体の人はスマホにケースを付けていると思うので、ケースの厚みも考慮して合わせて計算する必要があります。
テスト
試しに木の板(1枚20mm)を2枚合わせて40mmにした物を置いて、位置確認シートを置いてみたところ、問題無く反応しました。
一応40mmの厚さでもスペック通り通電していることが確認できました。
充電ステッカー有りで40mmまで充電が可能
さて、このテストで付属していた充電ステッカーの意味が分かりました。

前のページでは30mmのテーブルは充電ステッカーが無くても充電ができましたが、40mmの上にスマホをそのまま置いても充電はできず、しかし充電ステッカーを挟むと40mmの厚さでもきちんと充電がされました。
一方で充電ステッカー無しでは30mmが限界でした。
恐らくこの事から充電ステッカーはテーブルの厚さで不安定になったワイヤレス充電器の磁束を上手く拘束して安定させるための物だと思います。
ですので、注意事項に従って充電ステッカーは必ず貼っておいた方がいいです。
総評
テーブルの上をスッキリさせる事を目的として購入しましたが、結果は大満足です。
テーブルの上から充電器やケーブル類を取り除くことができ、見た目もスッキリ、掃除も簡単になるなど私には大きなメリットでした。
そして「40mmの厚さまで対応」という謳い文句に間違いはなく、安定した充電が可能だったのも、最初は少し疑っていましたがテストの結果、確認することもできたので良かったです。
出力は10Wなので充電速度が遅かったり、本体に多少の熱を持つなどのデメリットはありますが、テーブルをスッキリさせたいという方にはオススメです。