3分で読める『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』ネタバレあらすじ&結末まで全部書く+感想
前作から10年の時を経て、待望の続編。今作で3作目のグランド・イリュージョンシリーズ最新作。
上映時間113分をギュギュッとまとめて最短3分で読めるボリュームで要点だけ、ネタバレ有りのあらすじを結末まで、どこよりも簡単にサクッとご紹介します。
前作までのあらすじ
本作のあらすじ(ネタバレ有り)
ご注意ください
※これ以降は作品の内容に深く関係する記述が多く含まれます。構成上、物語の進行に大きく関わらない内容は全て飛ばしておりますので簡単に物語の流れと結末だけを知りたい方のみ、予めご了承頂いた上でご覧下さい。
ホースメン再集結!
あるイベント会場で10年ぶりに行われたマジシャン集団「ホースメン」のイベント。

ホースメンの面々が会場でマジックを披露し、悪い金持ちからお金を巻き上げ観客に分配し会場は大盛り上がり。
しかし実はこのホースメンはすべて映像で作られた偽物で、ある3人の男女が仕組んでイベントを模倣していた。
3人の名は「チャーリー」「ボスコ」「ジューン」。
特にチャーリーはホースメンの大ファンで、憧れの存在として崇拝していた。

3人はアジトに戻り、今日の成果について祝賀を上げていると、そこにホースメンのリーダー的存在の「アトラス」の姿が。

アトラスは3人が勝手にホースメンを使ってイベントをしたことを咎めながらも、「アイ」のカードに導かれて3人の元にやってきたという。
示された指令は歴史上最も貴重とされる「”ハートダイヤ”を奪うこと」で手を組む4人。

ハートダイヤは、凶悪犯などを相手に裏でダイヤを法外な値段で売るヴェロニカという女性が持っており、アトラスと3人はヴェロニカが主催するオークション会場へ向かう。

オークション会場に潜り込んだアトラスたちは、あの手この手を使ってヴェロニカからハートダイヤを奪うことに成功する。

その会場では、「ジャック」「メリット」そして久々の登場「ヘンリー」らと再会。彼らもアイのカードによって導かれていた。

ホースメンが集められた意味とは
そしてホースメン等が受け取ったカードの4枚を合わせるとある場所の写真が。

その場所は大きな屋敷で、まるでからくり屋敷のように色々な仕掛けが。

なんやかんやあってチャーリーが壁画の中から数々の資料を見つける。

資料には15年前にヴェロニカの母が自殺し、その直後に家政婦とその息子が不審な車の事故で亡くなっているという記録。
さらにヴェロニカ家はマネーロンダリングにより巨万の富を築き、二世代にわたって犯罪を犯してきた悪党だと知る。

アイの目的はヴェロニカ親子の正体を暴いて破滅させることだと推測。
命からがら逃れるも⋯
すると何故かそこに警察がきて、ジャックとメリットは警察に捕まってしまった。
警察署では、警察とも癒着があるヴェロニカがメリットを尋問。

しかし逆にメリットの話術でヴェロニカの闇が暴かれる。
- ヴェロニカの母親が自殺したのは、「夫(ヴェロニカの父)が家政婦と不倫していたこと」に絶望したため。
- かつて起きた「家政婦の車のブレーキ故障による事故死」は口封じや復讐のために意図的に細工された殺人だった。
ファイブ・ホースメン全員集合!
と、警察署に5人目のホースメン「ルーラ」が現れ、見事ジャックは助け出すことに成功するが、メリットは助け出すことができなかった。

なんとか逃れた面々は、ここでホースメンと新しい面々を含めて一致団結をしてメリットの救出を誓う。
ヴェロニカの元に訪れたホースメンは、ハートダイヤを引き換えにメリットを解放してもらう。
しかし、なんやかんやあってヴェロニカに逃げられてしまう。

その後ヴェロニカは、自分の悪行のすべてを知っていると脅してきた者が居るある施設へ。
しかしそこにはチャーリーの姿が。
そして明かされる真実
これまでホースメンの新メンバーだと思われていたチャーリーは、実はヴェロニカの父親が家政婦との間に作った隠し子であり、ヴェロニカの異母弟であることが判明。
不審死として処理されていた家政婦とその息子(チャーリー)の車の事故は、ヴェロニカが意図的に仕組んだ殺人だったことが確定。チャーリーは死んだとされていたが、実は事故の際に母によって命を救われて、母だけが亡くなってしまったことが明かされる。
その瞬間、施設だと思っていた場所のベールが剥がされ、そこは大勢の観客が囲む巨大ステージで、ヴェロニカは驚愕。
これまで新入りだと思っていたチャーリーこそが、すべての計画を練り上げた首謀者であったことが明かされ、ホースメンを集めるためにアイを装ってカードをホースメンに渡したのもチャーリーであると告白。
つまりこれはチャーリーによるヴェロニカへの大復讐劇であった。
チャーリーは手に入れたハートダイヤと資産を本来の持ち主である南アフリカのコミュニティに寄付すると宣言し、ステージは大歓声の中、幕を閉じる。
アジトに戻ったホースメンたちは勝利を祝っているところに贈り物が届く。
贈り物はアイのメンバーで、現在刑務所に入っているディランからのホログラムビデオメッセージだった。
ディランはチャーリー、ジューン、ボスコの3人を正式なメンバーとして迎え入れると告げる。
感想とか
勝手に採点
採点ポイント
完全続編なので前作は必修。
大規模なマジックが少なく、そのマジックが過去作から成長してないように感じるのが少し残念。
シリーズファンならそれなりに楽しめる内容だと思います。
10年ぶりの新作!待ってました!
長い間 続編を製作中という情報は毎年チラホラ出るものの、進展があまり語られずはや10年。
待ってました!いや待たせすぎでしょ!と、待望の続編。
物語の中も10年後という設定で、久々にホースメンの姿が。
前作では産休のため出演が叶わなかったアイラ・フィッシャーも堂々の復帰!

そして前作でアイラ・フィッシャーの枠を埋めたもう一人のホースメン、リジー・キャプランですが、
予告ではルーラの姿がなく、作中冒頭でもホースメンを抜けた?というような台詞もあり、今回は出ないのかな~?と思いきや、
なんと中盤で捕まったホースメンを助け出すためにサプライズ登場!というアツい展開。

ルーラらしい早口おとぼけ感も健在でした。
こうして集まったフォー・ホースメンならぬファイブ・ホースメン!

やっぱりこのメンバーですよねぇ。
新メンバーと旧メンバーの連携
そして今回の話の中心となる新しいメンバー。

彼らもまたトリックや体術に長けており、すぐさまホースメンとの見事な連携プレイを見せてくれます。
予告編では新メンバーにスポットが当たっていて、これ完全に世代交代か?旧メンバーあんまり見られないのかな?と思っていましたが、そんな心配を他所にしっかり旧メンバーもがっつり物語の軸で絡んでくれて、シリーズファンも満足して見られる内容になっていました。

ただラストシーンでは完全に新メンバーに良いところを持っていかれてしまったのは、ファイブ・ホースメン好きとしては少しやるせない気持ち。
華麗なマジックを駆使して敵を欺く
やっぱりグランド・イリュージョンの見どころといえば、見ていて気持ちいいぐらいに敵を欺き、翻弄するマジックバトル。
今作も沢山トランプやらミスディレクションやらでピンチを切り抜けていきますが⋯。
マジックが少なめ?
私は見終わったあとに、少し物足りなさを感じました。
振り返ってみると、敵から逃れるときは今まで通りマジックを多用。
しかしそれ以上に今作では体術でのアクションシーンが多く、マジックによるトリックを使わずに力技で切り抜けるポイントが沢山ありました。
一作目で印象的だった手錠を華麗に外すトリック
それらも今作ではモタモタと手錠の鍵穴をピッキングをしたり、力技で手の関節を外して無理やり手錠を抜いたり、マジシャンらしくない⋯。
別の場面では「ガラスの牢屋に閉じ込められた!水攻めされた!脱出しなくちゃ!」→「よーし!拳でガラスをぶち破ろう!」と。

この場面、私は一作目で水槽脱出を魅せたヘンリーの見せ場だと期待に胸踊りました。
お!ヘンリーの得意場面じゃん!ヘンリーだけ脱出して他のメンバーを助け出すのか!?と思ったら全然そんなことなく、そのまま中から拳でガツン!でした。
「えっ!今どうやって脱出したの!?」とSFトンデモ理論でもいいから瞬間移動してくれよーと心のなかでポツリ。
この様に、「そこはトリックで華麗に切り抜けてくれよ!」と思うところは ほとんど力技で切り抜けるというパワープレイの数々。
リアリティを持たせるために合理性を保つのは分かります。
この映画特有のネタバラシパートで、なぜそうなったかの裏付けが大事なのも分かりますが、この映画はその次元の作品ではないと思うんですよね。
合理性なんて無視してフィクション上等のトンデモ理論で突っぱねて欲しかった。
小さな小手先の手品は沢山見せてくれますが、今作は全体的にグランド・イリュージョン感がないというか。
後々思い返すとマジックで切り抜けてほしかったと思う場面が山程ありました。
ネタ切れ?マンネリ?
ラストで黒幕が捕まるシーンは、車が砂嵐に襲われているシーンで「あれ?このパターンどこかで見たような⋯これ実は別の場所に向かってるんじゃ⋯?」と二作目ラストのジェット機とほとんど一緒のトリックと展開でがっかり。
カーチェイスは一作目にあったような見応えあるものではなく、付け加えたかのようなフォーミュラーカーで逃走するも、なぜかただの警察車両に余裕で追いつかれ、走り回るだけ走り回って結局捕まる。
時間稼ぎだとしても、この展開必要だったか?と思うほど。

そして一作目や二作目にあった街全体を使った広大なマジックショーもなくてさみしい。
今作は出てくるトリックのそれぞれが小ネタ感満載。
出てくるマジックも過去作で見たようなものばかりで、ちょっとマンネリ感が出てきているような気がしました。
もっと見たこと無い壮大なマジックが見たかったなぁ。
サディアスよ永遠に⋯
今作で退場となったモーガン・フリーマン演じるサディアス。

中盤であっけなく命を落としてしまうのですが、あっけなさ過ぎて、感傷に浸るよりもちょっとついて行けなかったです。
敵の注意を引く為とは言え、無駄死にというか、ここで退場させることなかったのに。
しかも原因が新メンバーのチャーリーが仕組んだせいでもあるという点もモヤモヤ。
ただ作中でサディアスがその後どうなったかは一切語られず、追って誰もサディアスの死を口にしないので、実は生きているんじゃないか説を唱えておきます。
次回作は?
前作はエンドロール後に続編を匂わすおまけ映像がありましたが、今作はありませんでした。
新メンバーも加わって、さぁまだ始まったばかりだ!ってところで終わります。
実はすでに今作の公開が発表されたと同時に第四作目の製作も発表されいたようで、
新メンバーも入ったことで世代交代もしていく体制になったようなので、シリーズはまだまだ続きそうな感じはします。
ただ心配なのは、前作も公開から続編の製作がすぐに発表されてから、あれよあれよと10年が経ち。
次もまた10年待たされるのか⋯と。
神のみぞ知るところですが、次回作ではぜひ もっとマジックトリックした作品にしてほしいです。
今回は撮影スケジュールのために、ラストのワンシーンしか参加できなかったマーク・ラファロの再演と、
特に2023年に引退表明したマイケル・ケインも俳優業に復帰する準備をしているとのことなので、ぜひともこのタイミングで早めに次回作をお願いします!


