海外に遅れること約1ヶ月、1月7日についに日本で公開された「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」。
この記事では「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の本編内容には触れずに、見る前に予習・復習しておくべき事柄を3分程度で読めるようにまとめました。
過去のスパイダーマンを見たことが無い人でも、とりあえず理解できるように、遅くても5分以内に読めるボリュームで要点だけ、どこよりも簡単に分かりやすく、サッと解説します。
これより下記には"本作以外の"ネタバレが含まれます
※これ以降は関連作品の内容に深く関係する記述が多く含まれます。予めご了承頂いた上でご覧下さい。
これまでの物語は
2017年から始まった新たなスパイダーマンシリーズとして本作は3作目となります。
さらに本作には、もっと昔に作られた別のスパイダーマン映画ともリンクする、ちょっと複雑な話になっています。
主人公ピーター・パーカー(スパイダーマン)とは
学力は非常に優秀で秀才な高校生のピーター・パーカーは、変異したクモに噛まれ、人並み外れた強靱な身体能力とクモのように壁に貼り付いたり、身近な危機を察知するなどの特殊能力を得る。
ピーターはスパイダーマンとして街を守るヒーロー活動をし、超絶な力を持ったスーパーヒーローが集まるチームアベンジャーズの一員として宇宙規模の悪から地球を救った過去がある。
私生活では両親を幼い頃に亡くし、現在は育ての親で祖母のメイおばさんと二人暮らし。
メイおばさん
ピーターの叔母でピーターの唯一の家族であるメイおばさんはピーターの母親代わり。
いつもピーターを心配して、少しでもピーターが危険な目に遭ったと知ると発狂してしまうほどの過保護な性格だが、スパイダーマンであるピーターの活動にも、ここぞと言うときには背中を押してくれる。
親友ネッド
高校のクラスメイトでピーターと大親友のネッドは、コンピューターのハッキングなどはお手の物。
スパイダーマンとして活躍するピーターを影ながら支える存在でピーターもネッドを心から頼りにして信頼をしている。
恋人MJ
高校のクラスメイトでピーターとはラブラブのガールフレンドMJ(エムジェイ)。
博識で頭も良く、勇敢な性格の一面もある。
ハッピー
ピーターを影からサポートする、現在はアベンジャーズの連絡係のような存在。
メイおばさんに気があり、ピーターの知らないところでアプローチをして、思いが叶ったと思いきや、別れてしまった模様。
戦友ドクター・ストレンジ
元外科医で、色々あって魔術師になり人知を超えた魔術を扱い、ワープしたり空間すら歪ませる力を持つドクター・ストレンジ。
ストレンジとピーターは過去にアベンジャーズとして共に地球を救った戦友。
ドクター・ストレンジの単独映画
スパイダーマンの正体を知っているのは
これまでピーターがスパイダーマンであることを知っていたのは、アベンジャーズのメンバーの他に、メイおばさん、親友のネッド、恋人のMJ、ハッピーだけだった。
前作の敵に正体をバラされる
前作では、新たな地球のヒーローとしてミステリオという男が現れ、あっという間にヒーローの地位を獲得。
しかしミステリオは実は悪いヤツだと知ったピーターは、ミステリオを捕らえようとしたがピーターの意に反してミステリオは死んでしまう。
ミステリオの死後、未だミステリオを悪人だとは知らず、ヒーローだと信じ切っている市民に向けて衝撃的なニュースが舞い込む。
ミステリオと共謀していた人物が「ミステリオを殺したのはスパイダーマン」だと捏造した映像と共に、スパイダーマンの正体は高校生のピーターであることがニューヨーク中にニュースとして流されてしまう。
前作まではこの様な話でした。
本作はこの正体がバレたすぐ後から始まるのですが、押さえておくべきポイントはあと少しだけあります。
他の宇宙(マルチバース)の話
今作は過去に制作された別のスパイダーマンの映画から何人かのキャラクターが復帰して登場します。
過去のシリーズファンには嬉しいコラボですが、覚えていない方や知らない方の為に次のページでは今作の予告映像にも登場している、過去映画の敵をサッと簡単にお復習い、予習しておきます。
これを知っておくだけでも、本作を見たときの理解力がグッと上がるので、過去作を知らない方や、忘れてしまった方は押さえておきましょう。
ここまで2分ほどで読めた人は良いペースです!
スパイダーマン (2002~2007年の映画)
この世界のピーターは高校でイジメに遭いながらも、クモに噛まれて力を得るが、自分の失敗から家族のベン伯父さんを強盗に殺され、その償いのために正義のスパイダーマン活動を始める。
マルコ(サンドマン)
そのベン伯父さんを銃の誤射で殺してしまった犯人マルコは、粒子物理の実験に巻き込まれて身体が砂状のサンドマンになってしまう。
オットー(ドクター・オクトパス)
ピーターが尊敬する科学者のオットーは、自ら開発して背中に付けた金属製のアームの誤作動によって、暴走してしまい性格も凶暴化、ドクター・オクトパスと化す。
ノーマン・オズボーン(グリーン・ゴブリン)
親友の父親で軍事企業「オズコープ」の社長であるノーマンは服用した薬の副作用によって、凶悪な別人格のグリーン・ゴブリンを目覚めさせてしまう。
スパイダーマン(2002~2007)を見るには
アメイジング・スパイダーマン(2012~2014年の映画)
この世界のピーターは父の死の真相を調べてる間にクモに噛まれ、力を得てスパイダーマンとして活躍。
しかし戦いの中で最愛の彼女を目の前で亡くしてしまう。
コナーズ博士(リザード)
父の研究仲間だったコナーズ博士は、不完全な薬でリザードに身体が変異してしまう。
マックス(エレクトロ)
さらにスパイダーマン信者で街の送電システムを設計するほどの優秀な電気技師のマックスは、電気事故によってエレクトロに変異し、スパイダーマンを襲うようになってしまう。
アメイジング・スパイダーマン(2012,2014)を見るには
そして物語はノー・ウェイ・ホームへ
そして今作「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は、前作「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のラスト直後から始まる物語です。
世界中にスパイダーマンの正体が知られてしまったピーターが戦友のドクター・ストレンジに助けを求めた先で起こるまさかの事件とは。そして物語は意外な結末へ。