PS4リモートプレイのラグ(遅延)を失くすor少なくする高速化方法

今回は、リモートプレイを より快適にするための設定やアドバイスを書き留めておきます。

設定から通信環境や通信機器の見直しなど、分かりやすく画像付きで説明します。

フレームレートを「」に設定する

恐らくこれが最も効果の高い設定方法です。

ご使用のリモートプレイを行う端末で、高フレームレートという、ちょっとした設定することで、標準の設定に比べてラグも大幅に軽減されます。

フレームレートを上げるだけの設定ですが、なぜかラグまでも軽減されます。

普通はフレームレートを低くすると通信量も軽くなりラグが減りそうですが、逆に高く設定することで通信の品質が上がるのか、ラグも減って映像もスムーズになります。
が、当然データの通信量も上がるので安定した通信環境が必要となります。

ただしフレームレートを上げるにはちょっとした設定を変更する必要があるので、下記のそれぞれの端末の設定方法をご覧ください

iPhoneiPadなどiOSでの設定方法

まずは”リモートプレイ”の アプリを起動します。

“歯車アイコン”を選択

右上の”歯車アイコン“を選択

“リモートプレイのビデオ品質”を選択

リモートプレイのビデオ品質“を選択

“フレームレート”を選択

フレームレート”を選択

“高”を選択

“に切り替えます。

Androidスマートフォン or Androidタブレットでの設定方法

まずは”リモートプレイ”の アプリを起動します。

アプリを起動

“歯車アイコン”を選択

右上の”歯車アイコン“を選択。

“リモートプレイのビデオ品質”を選択

リモートプレイのビデオ品質“を選択します

“フレームレート”を選択

フレームレート“の設定を選択します。

“高”を選択

“に切り替えます。

PCでの設定方法

まずは”リモートプレイ”のアプリケーションを起動します。

“歯車アイコン”を選択

左下の”歯車アイコン“を選択します。

“リモートプレイのビデオ品質”を選択

タブから”リモートプレイのビデオ品質“を選択します。

フレームレート→高

設定のフレームレートの項目にある標準を”“に切り替えます。

フレームレートを”高”を選択します。

最後に[OK]を押して設定完了です。

PSVitaでの設定方法

まずは”PS4リンク“を開きます

次に右下の”“を選択。

出てきた”設定“を選択します。

次に”リモートプレイのビデオ品質“を選択し

フレームレート“の設定を

“に切り替えます。

これだけでリモートプレイの遅延もだいぶ軽減され、ボタンを押せば すぐ反応してくれると思います。
フレームレートを上げるとPS4の機能であるゲームプレイの自動録画が停止されますが、基本的にその機能を使っていなかったり、なにそれ?と言う人は問題ないでしょう。

ちなみにスマートフォンやタブレットの場合、解像度の設定もできますが、フレームレートの設定を高にしている状態で解像度も高にすると、通信環境によっては動作に支障が出る場合があるので、注意して下さい。

接続の違いによる対策

基本的なPS4とのリモートプレイの接続方法は以下の3つがあります。

1. 無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を中継して接続

PS4と同一ネットワークにある 無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を中継して接続する方法はスマホ、タブレット、PC、PSVitaで利用できます。
これが標準的な方法になります。

(スマホ、タブレット、PC、PSVita)

この方法も後述するWi-Fi機器やLANケーブルの選び方や置き場所などの工夫等でラグ対策ができます

2. PS4の内蔵Wi-Fiに直接無線接続(Vitaのみ

PS4に内蔵されているWi-Fiをリモートプレイで活用できるのは、唯一 PS4と直接無線接続ができるPS Vitaのみです。

(Vitaのみ)
PS4の”設定“を選択
リモートプレイ接続設定“を選択
PS Vita/PS TVと直接接続する“にチェックを付けると

PS VitaがPS4内蔵のWi-Fiに直接接続することができるようになります。

3. インターネット経由で接続

外出先からのインターネット経由で接続する方法はスマホ、タブレット、PC、PSVitaで利用できます(一部制限のある条件を除く)。

(スマホ、タブレット、PC、PSVita)

この接続方法は外出先でのインターネット環境に大きく左右されるので、今回は割愛します。

できる限りLANケーブルで有線接続

いくら無線LANの技術が上がり、理論上の通信速度が上がっても安定性も含めて有線に敵わないのは昔も今も変わりません。

それに加えて購入時にPS4にはLANケーブルが付属していないので、PS4をネットワークに接続する際に無線で接続している方も少なくないと思います。

無線の部分が多いとラグ増加の可能性あり

なので、下の図の様では無線の部分が多すぎてリモートプレイの際に品質が低下し、ラグ増加の原因になってしまう場合があります。

無線の箇所が多すぎる

1つの方法として、PS4から無線LANルーター(Wi-Fiルーター)までの接続を有線にすることも通信品質の低下防止に大きな効果があります。

また、PCの場合は無線LANルーター(Wi-Fiルーター)とPC間の接続も有線にすることで、飛躍的にリモートプレイの安定性が上がる可能性があります。

PS4と無線LANルーター(Wi-Fiルーター)の間だけでも有線にする。
PCの場合はさらに有線にできる。

加えて見落としがちですが、その有線LANケーブル選びも重要です↓

LANケーブルを高速化

一口にLANケーブルと言っても“カテゴリー”と呼ばれるいくつかの種類と規格が存在します。

その中でPS4は1000BASE-Tと言う規格まで対応しています。
そしてこの1000BASE-Tのパワーを生かすにはカテゴリー5e以上のLANケーブルが必要となります。

一般的なLANケーブルにも様々な種類と規格があります

カテゴリーの数字が低いほど通信速度が落ちるので、カテゴリー5や、カテゴリー5以下のケーブルを使っている方は注意して下さい。

今自分が使っているLANケーブルはどのカテゴリーなんだろう?と思う方はケーブルのどこかに小さく書かれている場合があるので見てみて下さい。

製品によってはケーブルに書かれていない物もありますが、LANケーブルは必ず何かしらのカテゴリーに分けられているので、書かれていない場合は購入した際のパッケージなども確認してみて下さい。

基本的にカテゴリー5eから1000BASE-Tに対応していますが、ここでは より安定性を求めてカテゴリー6のLANケーブルをオススメします。

オススメ カテゴリー6 LANケーブル

特にLANケーブルについては「昔使っていたケーブルが余っていたからこれでいいや」なんて人は注意してみてください。

カテゴリー 7 以上のケーブルについて

市場にはカテゴリー 7 を越えるLANケーブルがあり、当然カテゴリーの数字が上がるほどに速度は上がり、付加価値もつきますが、当然コストも上がりる上に PS4 自体の性能に相対せず、PS4に対応もしていないので場合によっては通信の品質や速度が逆に落ちてしまう場合もあるため、PS4においてはカテゴリー 7 や 7 以上のLANケーブルはオススメしません

LANケーブル以外にも注意

PS4やLANケーブルが1000BASE-Tに対応していてもその先の無線LANルーター(Wi-Fiルーター)が対応していなければ最大のパフォーマンスは出せません。

無線LANルーター(Wi-Fiルーター)も1000BASE-Tに対応する必要があるので注意して下さい。

LANケーブル、Wi-Fi機器、全てが1000BASE-Tに対応しているか

製品によっては「Gigabit Ethernet(ギガビット イーサネット)」や「有線LAN速度1000Mbps(1Gbps)」と表記される場合もあります。

古い機種なら買い換えてスピードアップ!

古い無線LAN(Wi-Fi)機器を使っている方には一番効果があるかも知れないのが無線LAN(Wi-Fi)機器を最新機種に買い換えることです。

無線LAN(Wi-Fi)の技術も日々新しい規格や性能の向上で、数年前とは比べものにならないほどのパワーアップをしています。

Wi-Fi 6 (11ax)/ Wi-Fi 5 (11ac

2020年登場の新規格Wi-Fi 6

2020年に新しいWi-Fiの規格のWi-Fi 6 (IEEE 802.11ax(以下11ax))がスタートしました。

従来のWi-Fi規格に比べて速度や安定性が飛躍的に向上しています。

2020年登場のWi-Fi 6 (11ax)は10年前に出た Wi-Fi 4 (11n)の16倍の性能

なので、リモートプレイで使用する無線LAN(Wi-Fi)機器をWi-FI 6(11ax)、またはWi-Fi 5(11ac)にアップグレードさせることで、速度や安定性の向上が望めます。

その場合、無線LANルーター(Wi-Fiルーター)はもちろんスマートフォンやPC等もWi-Fi 6 や Wi-Fi 5 への対応が必要となるので、それぞれが最新規格に対応しているか否かもチェックしてみてください。

これであれば全て高速で接続できる

無線LANルーター(Wi-Fiルーター)だけでも最新機種へ

またWi-Fi 6 やWi-Fi 5 に対応していないスマホやPCでも最新の無線LANルーター(Wi-Fiルーター)ではアンテナや処理速度など、機器自体の性能が上がっているので、スマホやPCが対応していなくても、新しい無線LANルーター(Wi-Fiルーター)の買い換えは効果が無いわけではありません。

2020年 オススメ Wi-Fi 6, Wi-Fi 5 対応 無線LANルーター(Wi-Fiルーター)

置き場所などの工夫

これら以外にも置き場所の工夫など、あなたがリモートプレイする状況に合わせた対応も状況によって効果があります。

例えば

1階リビングにPS4が置いてあり、2階の寝室でリモートプレイをする場合

は、無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を有線で2階まで持ってきてしまうなどの荒技も無線の利点が損なわれてしまいますが、無線の距離を短くすることができるので大きな効果が見込めます。

リモートプレイを行う隣の部屋まで有線で引っ張る荒技

無線を中継して電波強度を上げる

上の様にどうしても遠距離で有線LANを引くことができない場合は、Wi-Fi器機を中継させることで、電波強度を補助することも出来ます。

そこで活躍してくれるのがWi-Fi中継器です。

無線の電波は遠く、長くなればなるほど弱くなります。

なので右の図の様に間にWi-Fi機器を中継させて電波の力を補助をするという方法も場合によっては効果的ではあります。

2020年 オススメ Wi-Fi 6, Wi-Fi 5 対応 Wi-Fi中継器

※しかし中継器はあくまで微弱になった電波を増幅させる目的であるため、接続の安定性は上がりますが中継器を経由することで逆にラグが増えてしまう場合もありますので「とにかく不安定!」という方にだけお勧めします。

総括

と、様々な方法を書いてきましたが、いずれも使用環境に合わせた設定や配置が必要になるので、これを参考にご自身の使用状況に合わせて色々試してみて下さい。

現状でリモートプレイのラグを最小限に止めるには有線で補える部分は有線で補い、いかに無線の部分を少なく、短くするかが重要になります。

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